2014年3月13日木曜日

冷蔵庫について考えてみます。
色々な家電製品の中で多く電気を消費していると思います。電球はもっぱら夜だけですし、テレビ等はスタンバイ状態で少しは電気を消費していますが、少ない電力です。
ある程度の発展途上国は冷蔵庫の消費電力の割合は高く、特に熱帯地域では外気温が高いので食料保存には不可欠です。まだまだ直冷冷蔵庫の割合が多く効率が悪いです。
直冷冷蔵庫はシステムが簡単で安価な為発展途上国では一般的です。食品を効率良く長く保存するにはあまり適していません。トップオープンの直冷冷蔵庫は冷気が外に出難い
構造なのでまだマシですが、それ以外はドアを開けている間に中の冷気が出て閉めても庫内の温度が安定するのに時間が掛かります。自然対流で冷気が循環するので気長に待たないと庫内の温度が一定しません。また霜取りが手動式なので霜が付いている間は霜が冷却エネルギーを吸収してしまいます。もう一つの方法がファン式冷蔵庫(間冷タイプ)です。フィンの付いた蒸発器(熱交換器)にファンモーターで強制的に冷気を対流させるタイプでまたタイマーで7、8時間のコンプレッサーの運転時間事に霜取りヒーターで霜を取ります。この家庭用冷蔵庫の機械式のシステムはもう40年以上変わっていません。